バンコクで40名を超える日本人選手が参加する合同トレーニング!アジアでプロとして生き残るために


サッカー選手
多い時では約20名の選手が参加し、質の高いトレーニングが行われた。

2019シーズンも多くの日本人選手がプレーする東南アジアの各国のリーグ。特にハーフナー・マイクや細貝萌、北本久仁衛などの大物Jリーガーが加入したタイリーグ、サガン鳥栖から池田圭が加入したマレーシアスーパーリーグなどは日本からも注目されている。

彼らのような日本でも知名度のある選手であれば、チームからオファーが届きダイレクトサインでの移籍が成立するが、ほとんどの選手の場合そうはいかない。実際にそのチームに足を運び、パフォーマンスを見せ、合格をもらうことで契約に至るというケースがほとんどだ。

経歴が十分ではない選手を獲得するのであれば、チーム側としても直接目で見て判断したいと思うのが当然と言えるだろう。

サッカー用具
トレーニング用具もしっかりと用意されている。

コンディショニングが勝負を分ける

しかし、いきなりテストに行って良いパフォーマンスを発揮するのは簡単ではない。慣れない環境、ピッチの違い、言葉の壁、ここでアピールして契約を勝ち取ろうとギラついた選手達の中で、助っ人としての価値をアピールするのは簡単ではない。

ましてや『今から○○○FCがテストをやるそうだ。行けるか?』そんな突然のチャンスでも自分の最善のパフォーマンスを発揮しなければいけない。「今はコンディションが悪い」そんな言い訳誰も聞いてくれるわけがない。

自分が置かれた状況の中でベストな準備をすることが勝負を分けるのだ。

タイリーグ
トライアルマッチに参加した選手達。タイリーグのプロクラブとの対戦

日本人によるグループトレーニング

東南アジアで契約を目指す選手達のコンディション調整の場としてGOAL Sports Agency がグループトレーニングを開催している。第一回目となった2018-2019シーズンは2018年11月26日から2019年2月21日までの約3ヶ月間開催された。1回約1時間30分のトレーニングを週6日、専属コーチがつき基礎練習からフィジカルトレーニング、そしてタイリーグのプロクラブとのトライアルマッチなども行われた。

サッカーの試合
タイリーグ2(2部)のアユタヤユナイテッドとのトライアルマッチでは勝利を収めた。

高校生から、大学を卒業して海外でのプロを目指す選手、 J1・J2、世代別代表経験のある選手、欧州やアジア各国でのプレー経験のある選手など、様々な選手がこのグループトレーニングに参加した。その数は40名以上。そしてここに参加した選手達は日本、カンボジア、ラオス、ポーランド、モンテネグロ、イラン、台湾と様々な国のリーグのクラブと契約に至っている。

サッカーの練習
イランリーグへ移籍した赤星(元 浦和)、ポーランドへ移籍した小澤(元 FC東京)、沖縄SVに移籍した高柳(元 山口,広島)など Jリーグでも経歴のある選手も多数参加。

今後、アジアで挑戦したいと思っている選手は是非参加してみてはいかがだろうか。納得の練習環境、様々な境遇の選手達との交流を通して、サッカー選手としてアジアでのキャリア作りに大いに役立つはずだ。

次回のトレーニングの開始は2019年5月下旬を予定されている。

プール
練習後にはグラウンド近くのプールでクールダウン。

 

Previous 【タイリーグ1】ポートFC vs PTTラヨーン
Next JFL奈良クラブにタイリーグから小島聖矢が加入!