タイ総選挙とタイサッカーのクラブオーナー達


タイで8年ぶりの総選挙が行われた。2014年に起きた軍によるクーデターで発足したプラユット暫定首相による軍事政権が今後も継続されるかどうかがポイントとなった今回の選挙。

24日に行われたタイ総選挙についてタイの選挙管理委員会は小選挙区の暫定結果を発表。その結果、選挙前の予想を覆し国民国家の力党(親軍政、反タクシン派)が僅差でタイ貢献党(反軍政、タクシン派)を上回った。どちらの党とも過半数には届いていないが、選挙後の首相指名選挙では下院議員500人と軍が指名した上院議員250人、両院合わせて多く支持を集めた候補者が首相に選ばれる。

そのため、現状のプラユット暫定首相が続投する可能性が高いと見られている。

このタイ国内外で注目を集める総選挙だが、タイのサッカーもこの選挙に大きく関わっていそうだ。というのもタイのサッカーチームのオーナーには地方の権力者や政治家がなっている場合が多いのだ。実際、今回の選挙ではタイリーグ1のラチャブリー(2017シーズンまで赤星貴文が所属)、チャイナート(村上一樹が所属)、タイリーグ3のコンケーン・ユナイテッドのオーナーが選挙に出馬し、勝利を収めている。

タイではワンマンオーナーがサッカーチームの全権を握っていてるケースが少なくない。選手の獲得から起用法などにも口出しし、試合の時にはベンチに座り監督も口出しできない、そんな光景は日本や欧州のサッカーではあり得ないかもしれないが、タイではごくごく当たり前の光景だ。

サッカーはタイでは最もポピュラーで人気のあるスポーツであり、メディアでの露出も多い。その効果を狙って地元チームを応援する人々の心を掴むという目的があるのか、またはサッカーチームを所有するというのが特権階級や資産家たちにとって一つのステータスになっているからとも見られている。

いずれにせよ、タイでこのまま軍事政権が続くのか、それとも民政に移管するのか。そして、資産も権力も持つオーナー達の元クラブがどうなっていくのか。ピッチ外から見るタイサッカーも興味深い。

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